生活習慣病によるED

EDの原因その2
次に、生活習慣病による【器質性ED】。

おおまかに生活習慣病と表現してしまいましたが、具体的には心臓疾患・高血圧症・糖尿病・男性ホルモンの低下・うつ病などがあります。
この中で生活習慣病とされる高血圧症や糖尿病は、食生活の乱れや慢性的な運動不足に加え、喫煙や暴飲暴食などが原因となって起こります。

高血圧症は血管が硬く狭くなるので、陰茎へ流れるはずの血流が抑えられ、
糖尿病は血管が硬くなる反面、性的刺激によって血管の膨張が妨げられます。

これらが原因でEDになるケースはめずらしいことではなく、よく知られているかもしれませんね‥。

最後に、【心因性ED】と【器質性ED】の混合。

これがいちばん厄介なケースと思われるかもしれませんが、発症するケースは少なくなりません。どうしても、高血圧症や糖尿病の慢性疾患を患っている方に多く見られます。

さまざまな原因を並べてみましたが、器質性EDでも治療薬で改善することは可能なので諦める必要はありません。生活習慣病を抱えていると
勃起しにくい状態になりがちですが、研究や臨床試験の結果から効果が期待できるでしょう。
ただし、生活習慣病はきちんと改善することをおすすめします。勃起不全が改善されるからといっても、基本的な疾患は自身で改善することになりますので‥。

プレッシャーが原因の心因性ED

ほとんどのEDは治療薬によって改善されます。1999年、日本で「バイアグラ」を呼ばれる治療薬が発売されてから、それに注目する男性が増えました。EDに悩む方のほとんどは勃起しない状態ではあれ、性欲はあります。そのため、勃起しないことに自信をなくしてしまいます。特に不妊治療を前提としたパートナーとのセックスでは、過度なプレッシャーを感じてしまうとも‥。そこで、EDになる原因を考えてみましょう。原因は大きくわけて3つあります。

まずは、過度な緊張やストレスによる【心因性ED】。

これを原因とする男性が多いように思います。特徴としては“自慰”や“朝勃ち”では問題ないのに、セックスの直前に勃起しないケースです。さらには、セックスの最中に中折れしてしまったり、コンドームを装着するとき萎えてしまうということも‥。この場合、精神的な問題が絡んでいます。

・パートナーとの気持ちのすれ違い
・不妊治療のためのプレッシャー
・仕事による過度なストレス

これらに代表されます。
長い間セックスとは無縁の環境にいたなら極度な緊張がもたらされますし、それで失敗してしまった後には過度なプレッシャーがのしかかるかることもあり、そちらばかり気にしてセックスに集中できなくなります。これは仕方ない自然なことですが、頑張ろうという前向きな気持ちとはウラハラでもあり、苦悩するようです。

EDとは何か

EDとは「勃起不全(勃起障害)」を意味しています。以前は「インポテンツ」と呼ばれていて、勃起する硬さとその持続力に欠ける状態を指します。そして、現在の日本人男性の1000万人以上がEDで悩んでいるといわれていますが、実際に治療を受けている方は15%ほどに過ぎないとも‥。

EDは“セックスのうつ病”ともいわれていて、発症する条件は幅広くなっています。年齢や体型(身長や体重)を問いません。「バイアグラ」と呼ばれる治療薬が日本でも発売されてから、泌尿器科を受診する男性は増えているようです。

以前、私が勤務していた医薬品を取り扱う企業では、毎週末になると「バイアグラ(またはレビトラ)」の臨時発注が入りました。おそらく、週末に服用したいという患者さんが受診されるのだと思いますが、それはある意味、健康的なことだと認識していました。

セックスにおける勃起は必要不可欠です。しかし、勃起不全によってパートナーとの関係に影響が及ぶようになると、それは深刻な問題となるでしょう。年齢を理由に諦めてしまう方もいるようですが、それは年齢とは無関係です。反対に、年齢を重ねてもスキンシップとして“セックス”を楽しむ方もいるでしょうし、むしろそのほうが前向きかつ健康的ではないでしょうか。

以前は恥ずかしい病名だったインポテンツですが、現在はEDという言葉の普及により緩和されたのではないでしょうか。それでも、まだまだ人には聞けない領域かもしれません。そこで、ここではEDについて理解を深めてみたいと思います。